
Webサイトを作ろうという流れになると、必ずと言って良いほど話題になるのが共同制作。
このようなサイトを共同制作する場合、普通はGitHubのようなソースコードの管理ツールを使うものです。
複数人で作業をする時、各々の書いているコードの進捗状況を管理したり、コンフリクトを解消するために使うんだよね。
このページでは、Webサイトを共同制作するときの注意点から出発し、GitHubの初期設定をするところまで進めていきます。
こういう話はですね…
うんちくを並べるより、現実的なことをサラッと書いてしまった方が伝わると思ってますね。
Webサイトの周りにはいろんなお仕事がありますよ。
例えば、いま私が書いているような文章を書くお仕事もあります。
クラウドワークスというページをご覧いただけるとすぐ分かります。
いかがでしょうか?
給料の高低は別にしても、文筆の仕事もあるでしょ?
他人様のWebサイトのために文章を書き、それを提供する。
これは立派な仕事なわけです。
もちろん実際に報酬も出ます。
頑張って頂ければ、ちょっとしたゲームのガチャ代くらいなら稼げますよ。─ 年末調整云々等は一般常識ですから、ここでは割愛させて頂きます。 ─
こういう場所だと、なかには報酬をバックレるような業者がいたりします。
見積書・納品書・請求書など、ちゃんとしていただきまして。
これらも常識の範囲内なので詳しくは書きませんが、いろんなことが自己責任となります。
私も学生時代にやってたことありますよ?
防災グッズに関するブログ記事を書いたり、グローバルナビゲーション用のプログラムを提供したり。
ちゃんと報酬がもらえます。
こういうフリーの活動は、アルバイトみたいに時間の縛りがないのがメリットですよね。
よく見る流れが、次のようなものです。
私は以前、自分の好きなゲームでファンサイトを作ろうなんて呼びかけをしたことがありました。
その時に一番懸念していたのが、こういう流れだったのです。
でも、何をどうするかは俺が決める。広告も貼ってアフィリエイトしよう。だって、このサイトは俺のものだから。
分かりやすいよう、ちょっとした物語にしてみました。
こういうの、度が過ぎるとトラブルになります。
Webサイトの共同制作なんて、なんかプロジェクトリーダーにでもなったみたいでウキウキしちゃうもの。
特に慣れない初心者さんはそうですし、このような流れは私もSNSで昔から目にしてきました。
技術を借りる側も、そして技術を貸す側も、十分に注意する必要があると私は思います。
とはいったものの…
こういうのって実際にトラブルを目の当たりにしないと分からないもんだけどね(笑)
さて!
そんなこんなをクリアできたら、いよいよWebサイトを共同制作することになります。
次からはソースコードの管理ツールであるGitHubについて、お話します。
ここからはVisual Studio Codeを触ってみようと併せてご覧いただけると、より分かりやすいかもしれません。
GitHubをVisual Studio Code(VS Code)で使用することには、いくつかの重要な利点があります。
開発作業の効率化するための便利な機能がいっぱいあるんですよね。
よく「サイトを共同編集しようぜ!」なんてのを耳にするけど…
もし複数人でプロジェクト化したいのであれば、こういうツールを使ってやると良いですよ?
何も設定していない状態でVS Codeのソース管理を開くと、「Windows用Gitのダウンロード」とあります。
Gitはツールであり、GitHubはそのツールを使ってオンラインでコードを管理するサービスです。
Windows用Gitのダウンロード
Windows用Gitのダウンロードを開いてダウンロードし、まずはgitをインストールします。
gitインストール時に戸惑いがちな設定は次のような項目があるかと。
私が使っている選択肢の側に★マークを付けておきますね。
次にConfiguring the terminal emulator to use with Git Bashの画面で次の選択肢があります。
ここでの選択肢は、Git Bashを使用する際の端末エミュレータを選択するものです。
どちらを選んでもGitの機能に影響はありませんが、ここはUse MinTTY (the default terminal of MSYS2)のほうがお勧めかな?
Windowsに特化しなくてもいいし、コマンドプロンプトよりUnix系のターミナルに慣れたほうが良いと思うから。
キリがないからこのへんで。
ちなみにGUI Clientsもあります。
GitHubアカウントを作成して、Visual Studio(Atelier) Codeからリポジトリを管理する手順です。
ここからがソースコード管理らしくなってくるかな。
念のため、本格的に使いたい人はGet the complete developer
platform.をよく見て、自分の開発状況で費用が発生するかどうかを確認しましょう。
まずはprivateで使ってみて、慣れてきたらpublicにするのがお勧めです。
Visual Studio(Atelier) CodeのGitHub連携
これでVS CodeからGitHubにリポジトリを公開できるようになります。
ひとまず次の用語を覚えておくと混乱が少ないです。
GitHubのリポジトリをプライベートにする
プライベートリポジトリであれば、リポジトリの所有者と指定されたコラボレーターのみがアクセスできます。
他の人はWeb上で貴方のコードを見ることはできません。
もしくは、GitHubリポジトリ一覧ページで、リポジトリ名の横に鍵のアイコンが表示されていれば、リポジトリはプライベートです。
Gitのステータス表示と操作
GitHubとの連携直後、VS Codeでファイル名が緑色になると思います。
加えて右側に「A」と表示されているはずで、それはGitのステータス表示です。
それぞれの意味と、続く操作を説明しますね。
GitHubのリポジトリにプッシュする
Gitが開発者のコミットを追跡するために、まずはユーザー名とメールアドレスを設定する必要があります。
1. VS Codeのターミナルを開く
2.グローバルなユーザー名とメールアドレスの設定
git config --global user.name "your_name"
git config --global user.email "your_email@example.com"
3. 設定の確認
git config --global --list
これでユーザー名とメールアドレスが設定され、コミットを行う準備が整いました。
次は新しいリポジトリのセットアップです。
git init
git add .
git commit -m "Initial commit"
git remote add origin https://github.com/fein-denscothmn/fein-sites-dev1.git
git branch -M main
git push -u origin main
これでリポジトリが初期設定され、プロジェクトのコードやファイルを簡単に管理できるようになります。
ちなみにGitHubのデスクトップ版もあります。
ここでは、Githubのリモートレポジトリを公開する際の注意について書いていきます。
まずは基礎的な使い方をご紹介した後、プライベートにする流れをお伝えしました。そのほうがリスクもないからです。
しかし、パブリックにしたいケースもあるかと。─ 本来はpublicにして扱うものだけどね。 ─
GitHubはソースコードの管理や共有を行う場所です。
AI学習が問題になっている今、人様が懸命に描いた絵まで公開する必要はありません。
公開したくないデータを決める
まず、次のように「.gitignore」へ公開したくないファイルやディレクトリを記載します。
.gitignoreファイルはルートディレクトリに設置しましょう。
# 特定のファイルを除外
/www/himitu1.xml
/www/himitu2.txt
# 特定のディレクトリを除外
www/another-eden/anaimage/
www/another-eden/icon/
www/image/
www/paint/
これで、ローカルレポジトリからリモートレポジトリへアップされないファイルやディレクトリが指定された、「除外リスト」ができたことになります。
.gitignoreを上げる
後からでも良いのですが、この段階で「.gitignore」をリモートレポジトリへプッシュしてしまいます。
git add .gitignore
git commit -m "Update .gitignore to exclude specific files and directories"
git push origin main
このGitコマンドを説明します。
git add .gitignore:
.gitignoreファイルの変更をステージングエリアに追加するコマンドです。
このコマンドは指定された.gitignoreファイルをステージングエリアに追加します。
git commit -m "Update .gitignore to exclude specific files and directories":
ステージングエリアに追加された変更をコミットするコマンドです。
-mオプションは、コミットメッセージを指定します。
このコミットメッセージは「特定のファイルやディレクトリを除外するために.gitignoreを更新」という意味ですね。
git push origin main:
ローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリ(origin)のmainブランチにプッシュするコマンドです。
originはリモートリポジトリのデフォルト名で、mainはブランチ名です。
これでローカルレポジトリの「.gitignore」がリモートリポジトリに反映されます。
.gitignoreを確認してファイル退避
この段階で、リモートレポジトリでは非公開となるローカルレポジトリのファイルが設定されています。
念のためGitHubのWebにあるリモートレポジトリを確認し、.gitignoreが反映されていることを確認しましょう。
それから、ローカルレポジトリから公開したくないファイルやディレクトリを一時的に他のディレクトリへ移動しておきます。
ローカルレポジトリに、一時的なデータの欠損が発生している状態を作るのです。
欠損があるローカルレポジトリをプッシュ
公開したくないファイルやディレクトリが含まれていない状態のローカルレポジトリを、リモートレポジトリへプッシュします。
git add .gitignore
git commit -m "Update .gitignore to exclude specific files and directories"
git push origin main
git add .:
現在のディレクトリ内のすべての変更をステージングエリアに追加するコマンドです。
ここで言う「変更」には、新しく作成したファイル、変更されたファイル、削除されたファイルが含まれます。
. はカレントディレクトリを意味し、その下にあるすべてのファイルとディレクトリを対象とします。
git commit -m "Remove sensitive files and update repository":
ステージングエリアに追加された変更をコミットするコマンドです。
-m オプションはコミットメッセージを指定します。
この場合、コミットメッセージは "Remove sensitive files and update
repository" です。
公開したくないファイルを削除し、リポジトリを更新したことを示しています。
git push origin main:
ローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリ(origin)の main
ブランチにプッシュするコマンドです。
origin はリモートリポジトリのデフォルト名で、main
はブランチ名です。
これでローカルの変更がリモートリポジトリに反映されます。
つまり、欠損があるローカルレポジトリをプッシュしたことになります。
ローカルレポジトリを元に戻す
ローカルレポジトリへ、上述の手順で退避させておいたファイルやディレクトリを戻します。
上記で公開したくないファイルを欠損させたローカルレポジトリをプッシュしましたが、このままでは本番のWebサイトにも欠損が発生してしまいます。─ 開発環境によるけどね。 ─
GitHubに無用なデータを公開しなければ良いだけですから、改めてローカルレポジトリを元に戻しましょう。
除外設定があるローカルレポジトリをプッシュ
この段階のローカルレポジトリは、公開したくないファイルやディレクトリが含まれているものの、「.gitignore」による除外設定が効いている状態です。
これをリモートレポジトリへプッシュします。
git add .
git commit -m "Update repository with .gitignore in place"
git push origin main
git add .:
現在のディレクトリ内のすべての変更をステージングエリアに追加するコマンドです。
新しく作成したファイルや変更されたファイルが含まれます。
. はカレントディレクトリを意味し、その下にあるすべてのファイルとディレクトリを対象とします。
git commit -m "Update repository with .gitignore in place":
ステージングエリアに追加された変更をコミットするコマンドです。
-m オプションは、コミットメッセージを指定します。
この場合、コミットメッセージは "Update repository with .gitignore in
place" です。
これは、.gitignore ファイルを更新したことを示しています。
git push origin main:
ローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリ(origin)の main
ブランチにプッシュするコマンドです。
origin はリモートリポジトリのデフォルト名で、main
はブランチ名です。
これでローカルの変更がリモートリポジトリに反映されます。
つまり、除外設定があるローカルレポジトリをプッシュしたことになります。
リモートレポジトリを確認
GitHubのWebにあるリモートレポジトリを確認し、公開したくないファイルやディレクトリが存在しないことを確認しましょう。
後は普段通りgithubを使うだけです。
これで、githubをpublicにしても、公開したくないファイルはwebで閲覧できなくなります。
言い変えると、リモートリポジトリには公開したくないファイルが含まれない状態を維持できるってことですね。
HTMLなどのコードを書かずにWeb公開できる、ホームページ作成サービスがいろいろありますよね。
文章を書くだけで良いので便利ですが、その文章の管理にGitHubを使うこともあるようです。
要するに多数の記事の管理にGitHubを使うという。
でもちょっとイメージしにくいかな?
普通の文章なら、それこそMarkdown記法だけで十分だと思うし。
まぁでも、アイデアとしてはおもしろいよね!
全ページをリスト化したサイトマップも用意していますが、けっこうなページ数があります。
下記の「カテゴリー分けサイトマップ」のほうが使いやすいでしょう。
アナザーエデンの強敵戦やストーリーコンテンツのリスト、お勧めバッジなどを掲載したコーナーです。
期間限定のない普通のRPGですので、初心者でも安心して続けていけるゲームとなっています。
もっとも重要なグラスタについては、場所別に網羅した表があります。
個人でウェブサイトを作るにはどうすればいいか。
HTML・CSS・JavaScriptの書き方はもちろん、無料かつ広告なしでホームページを作る方法を掲載したコーナーです。
Webデザインやレイアウトについても書いてあります。
ゲームとパソコンだけじゃなく、アウトドアも趣味なんです。
このコーナーでは魚釣りの記録とか、魚料理のレシピ、はたまたサイクリングなどなど。
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